RDX / ASSASSIN 組立のポイント


Q1:
デフがすぐに重くなったり、上手く作動しなかったりするんですが・・・?
A1:
デフハウジング内に入っているスラストベアリングの再グリスアップはしましたか?ここのスラストベアリングに耐久性の良い高粘度のグリスをたっぷりと塗ってから組んでください。油膜が切れるとスラストベアリングがあっと言う間にバラバラになってしまいます。試しに一度バラして見てください。それと、デフリングは軽く研磨して面を出します。更にデフリングとハウジングをゴム系接着剤で固定します。絶対にゴム系が良いですよ。外しやすくて微妙なリングの面のバラツキも気にならなくなります。後は、走行後に必ずデフを緩めてください。走行前の調整も絶対に締め過ぎない様に注意しましょう。79164セラミックスラストベアリングはスムーズかつ高耐久で、超お薦め品です。


Q2:
トップデッキを締めこむと、シャシーがネジレるんですが・・・・?
A2:
非常に高精度に出来ているコラリー製品ですが、高精度による欠点がアルミ製品とグラファイトパーツの精度の差だと思います。アルミ部品はかなりの精度が出ますが、カーボングラファイトパーツの精度なんて、エンドミルの消耗が激しいために最初と最後じゃ凄く加工精度に差が出てくるはずです。メインシャシーとトップデッキがカーボンである以上、ごく僅かな差がネジレとなって現れているのだと思います。これを完璧に修正するには、メインシャシーに全てのバルク・モーターマウント等のコンポーネンツを搭載します。同時にガラスの上で平面を出しながらダンパーステーやバルクヘッドセンターポストも固定します。(その時にベルト等が無いほうが調整しやすくなります)そこでゆっくりとトップデッキをバルク間に当てて見ます。その時点でトップデッキとシャシーは平行で無ければいけません。そして、強く当たる箇所と空く箇所があるはずです。当たる箇所は軽く削り、空く箇所は薄く瞬間接着剤を塗ります。この繰り返しで完璧な状態になります。注意しなければならないのが、削りすぎと盛りすぎに注意しましょう。削る時は#320のペーパーをガラスに貼り、1往復程度こするくらいから調整しましょう。瞬間接着剤を盛る場合は超低粘度の物を、綿棒に吸わせてから軽くなぞります。いずれにせよ、ほんのごく僅かな調整で良いはずです。これらを完璧にやっておけば、クラッシュ時のシャシーのネジレや左右のステアリングバランスの大きな差がなくなります。是非、あせらずにゆっくりと擦り合わせて見て下さい。2.9mm厚のシャシーですので新品状態でも若干ねじれている事がありますが、ガラス板の上で組立前にネジレを取ってください。


Q3:
ネジ類がすぐ緩みます。
A3:
樹脂に締め込む箇所が少ないコラリーのキットは当然ネジは緩みやすくなります。しっかりと締め込んでください。それでも緩むと言う方は、メンテが面倒になりますが、ネジロック剤を使用してください。モーター付近のジュラパーツは、熱膨張により緩みやすくなりますので、走行直後の熱くなっている時に増し締めしてください。


Q4:
ボールエンドのガタがすぐに大きくなるんですが・・・?
A4:
純正で付いてくるエンドはア○シと同じ4.3Φなんですが、これよりもガタが少なくなるものは、TECH・RPM・ATLASです。TECHはガタが無くスムーズに作動するのですが、エンドの取り外しを沢山するとすぐにガタガタになります。柔らかいのでエンドの抜けも多いです。こまめに交換するならばTECHは良いです。RPMは高剛性&スムーズですが、外形の太さが最大の問題になります。どこにも干渉しないならGOODです。最後にATLASのボールエンドですが私も愛用しています。ガタは皆無。どっちかと言えば最初は渋いくらいですね。多分、自分がテストした中ではこのボールエンドがベストチョイスだと思います。皆さんいろいろ試してみて、コレっ!って言うのがあったらご連絡ください。


Q5:
ASSASSIN・RDXでのバンプアウトが大きいんですが・・・?
A5:
大きいです。^^; 高速コーナリング中にギャップを踏むとかなり気になるくらい大きいです。この対策としては、Cハブの角度やスキッドアングルによっても大きく異なりますが、ステアリングブロックのボールをリアダンパーステー用の79263に変更します。それでもまだ気になる場合は、ステアリングレバーポスト下に1ミリのスペーサーを挟んだり、79263の下に1ミリのスペーサーを挟むことによって大幅に改善されます。是非試してみてください。大きな変化に感動するでしょう。


Q6:
ワンウェイ用のアウトドライブがすぐに割れます。
A6:
クラッシュ以外で割れる場合は、ワンウェイアウトドライブとドッグボーンのガタによるところが多いようです。ボーンを取り付けた状態で、ドライブカップとのガタを確認してください。この時点でガタが大きい場合はカップ内にOリングやスポンジを入れて、ガタを減らしてください。その時にサスストロークさせてもう一度ガタを確認します。詰め過ぎたりしないように細心の注意をはらってください。ほんのちょっとガタつく位で良いと思います。RDXに標準装備される79159ライトウエイト・ワンウェイ・アウトドライブはジュラルミン製なので耐久性が非常に低くなっています。長持ちさせたい場合はスチール製の79169を使用することをお薦めします。


Q7:
初期反応は有るんですが、中盤から後半がアンダーで立ち上がりで凄く巻き込みます。
A7:
走行後に一番多い問い合わせです。とにかくコーナー中盤以降がアンダーで、立ち上がりでスロットルを引くと巻くと言う方がすごく多いです。一番に考えられるのがステアリング舵角の多すぎステアリングの切り過ぎです。ほぼ間違いないと思います。お客さんに舵角を極端に減らしてみてくださいと言うと、90%以上の方は見違えるように良くなったと言います。DDマシンのステアリング&スロットル・コントロールに良く似ていると言う方もいらっしゃいます。とりあえず状況にもよりますが、最小回転半径を無視してでも、舵角を減らしてみる事をお薦めします。今までに無いフィーリングを感じるでしょう。初期からジワッとステアリングを切り込んでいくと、どんどん加速しているかのようにマシンがクリップに向かって進みますよ。コーナー脱出の立ち上がりも、必然的にゆっくりな操作で行ける事を実感できると思います。レッツトライ!


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