RDX PHI 組み立てのポイント 2007/08/27更新
・バッテリースロットの加工

ケガの防止も兼ねてグラファイトパーツの面取りを行いますが、シャシーのバッテリースロット部は、使用するセルに合わせて沈み込む深さを削って調整します。IB4200系を使用する場合、2.4mmシャシーなら0.4mm位、2.9mmシャシーなら1.0mm位削り込むとシャシー下面と面一になります。バッテリーのシュリンクが傷ついてしまうのを嫌う場合は、削り量を減らしてください。全く削らない場合、トップデッキにセル上部が擦れてしまうことがありますので、十分ご注意ください。

削り加工が終了したら、ショート防止のの為、バッテリースロット小口に瞬間接着剤を薄く塗布してください。

バッテリーの固定にグラステープを使用する場合、グラステープの通るスロット部分は、クラッシュによってテープが切れてしまうことを防ぐため、丁寧に面取りしてください。
・ダウンストップ下降防止

ウィッシュボーンに取り付けて使用する、ダウンストップ用のセットスクリューが、グラファイトシャシーに当たり、ビス頭の部分がシャシーに入り込むことを防止するため、カッターの刃等の薄く硬い物を前後左右4箇所に瞬間接着剤等で貼り付けます。

ダウンストップのリバウンド量が正確に維持でき、ウィッシュボーンの前後方向にガタを付けている場合等に多く見られる、不安定な挙動を防ぐことが出来ます。
・トップデッキのロール調整

バルクヘッドセンターブレースとトップデッキがハマる部分がきつい場合、トップデッキの両サイドを均等に少しずつ削ってください。この部分の削りを多くして緩々に削り込むとシャシー中央部分のロールが若干増えます。お好みに応じて加工してみてください。削りすぎた場合は瞬間接着剤等を流し込むことで対処できます。更にロールを増やしたい場合は、センターブレース中央のビスだけを固定して、トップデッキ両サイドのビスを外したり、トップデッキ両サイドのビスを固定して、センターブレースのビスを外したり、センターブレースごと取り外したりする方法があります。若干シャシー剛性は落ちますが、是非トライしてみてください。
・カプラークランプのブロック抜け防止

ヒンジピンアジャストメントブロックの固定にカプラークランプのクランプのみで固定した場合、大きなクラッシュ等でブロックが抜けてしまう場合、左図のようにコーンワッシャー(1235)と3X6フラットヘッドビスで軽く閉めこんで固定してから組み立ててください。この時、コーンワッシャーが変形するほどビスを強く締めこまないで下さい。
・フロントショックタワー固定時の注意点

フロントショックタワーを取り付ける際、必ずトップデッキとベアリングホルダーが装着された状態でビスを締めこんでください。バルクヘッド単体でショックタワーを取り付けると、バルクヘッドが歪んでしまうことがありますので、十分注意してください。
締めこむ際は、左右均等にゆっくりと数回に分けて締めこんでください。

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